ブログを毎日書くようになって、今日で33日目になる。最初の目標だった21日間更新を無事満了し、現在は66日を目標に書き続けている。と同時に、習慣の恐ろしさをまざまざと見せつけられているような気がしている。

期限が延びたのをいいことに「あとでやろう」と思ったきり、確定申告をすっかり忘れていたことを今日思い出した。「仕事が終わったらちゃっちゃとやろう」と思っていたのに、こんな日に限って仕事がなかなか終わらず、あと3分で日付が変わってしまう。郵送の場合は提出期限日の消印まで有効なので、4月16日に投函すれば間に合う。とはいえ、少なくとも前日には終わらせたいし、本当は今のうちに領収書を月ごとに分類してから寝たい。
なのに、今こうしてブログを書いている。
優先度で考えたら、絶対に確定申告に取り掛かるべきだ。それにもかかわらず、なぜこうしてブログを書いているのか。自らに問うてみると「書かないと、なんとなく気持ち悪いから」と返ってきた。もはや「ブログを書くべきだ」とか「続けないともったいない」とか、そういう理屈は一切関係ない、感覚的な行為になってしまったらしい。
「習慣化」という視点で考えれば、これ以上ないほどの成功である。
しかし、逆に考えると、人がいかに習慣に操られているのかってことだ。「いつもやっているから」と疑問をもたずに、本来やるべきことを後回しにして無意識的に続けてしまっている習慣が、間違いなくある。
楽しいことを優先する気持ちは、理解できる。でも、ブログだ。ついこの前までは「ああ今日も何か書かないと…」と苦労しながら向き合ってきたブログだ。なのに、一度染みついてしまったら今度はやめることができない。「習慣化」という言葉にはいいイメージがあったけれど、もしかしたら自らを縛りつけているだけなのかもしれない。
逆に、「楽しいからやっている」と思っているけれど本当は楽しくないし、ただ続けているからやめられないだけの無駄な行為が日々の中に埋もれているのではないか。今思いつくのは、二度寝。それから、決まった時間に(おなかがすいていなくても)ごはんを食べること。あとは、最近はだいぶ減らしたつもりだけれど、SNS。そして、コーヒー。
思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、
マザー・テレサ
それはいつか運命になるから。
「楽しいから」あるいは「好きだから」こそやめられないと思っていることは、ただ習慣になっているだけで、本当は好きではないかもしれない。その可能性に気づくだけで、やめられそうな気もしてくる。
楽しくないことも、一度習慣化すると苦もなく続けられるようになる。それはきっと、「やらない」を習慣づけられれば習慣を止められるということだ。落胆するのはまだ早い。
しかし、ここまで書いてみて、もしかしたらブログを書くのが実は好きという可能性もあるんじゃないかと気がついた。習慣化はおもしろいテーマなので、もうすこし検証してみたい。