21日間ブログチャレンジ

三浦梅園とヘルメス哲学から平和を考えた。

「一即一一、一一即一」とは、大分県国東市の出身である江戸時代の哲学者、三浦梅園の言葉だ。自然を観察する中から本質を見出そうとする「条理学」という独自の学問体系を打ち立てたという。

三浦梅園のことはずっと気になっていたのだけれど、とにかく難解でまったくわからないと思っていた。それが、ある日突然「一即一一ってそういうことか!」と思ったので、資料を借りに図書館に行こうとしたら、コロナウィルスの影響で今月は閉館していて借りられないどころか資料を読むこともできない。開館するまで待とうと思ったのだけれど、今日はどうしてもこの「一即一一、一一即一」について書きたい気分なので、もし間違っていたら後日訂正するスタイルでいきたいと思う。(「それ違うよ」と思われた方はぜひ教えてください。)

その前に、ヘルメス哲学と「キバリオン」について簡単に紹介したい。

「キバリオン」は、数千年前の古王国時代のエジプトに生きた神人ヘルメス・トリスメギストスが、この国に集まった各国の代表に与えた口伝密教の枠を、格言の形で伝えたものです。

秘技キバリオン&エメラルドタブレット

ヘルメス・トリスメギストスは、錬金術、占星術、読心術の創始者とされていて、その思想を書き記した写本は「ヘルメス文書」と呼ばれ、一連の思想体系を「ヘルメス思想」「ヘルメス哲学」などと呼んだりする(らしい)。

秘技キバリオン&エメラルドタブレット(ウィリアム・W・アトキンソン著)

ヘルメス哲学の根底には「ヘルメスの七大原理」というものがあるそうで

  1. 精神性の原理
  2. 対応の原理
  3. 振動の原理
  4. 極性の原理
  5. リズムの原理
  6. 原因と結果の原理
  7. 性の原理

このうちの「極性の原理」というのが「一即一一、一一即一」ということなのではないかと思ったわけなのだが、この本の説明がとてもわかりやすいので以下に引用する。

あらゆるものに二面がある。あらゆるものに極がある。あらゆるものに対がある。好きと嫌いは一つである。両端は度が異なるだけで性質は同じである。両端は出合う。すべて真理は片割れにすぎない。いかなる対立も和解する。

秘技キバリオン&エメラルドタブレット

すべてのものには二面があり、たとえば「陰・陽」「明るい・暗い」「暑い・寒い」は一見正反対のようでいて、その性質自体は同じものである。これを「一即一一、一一即一」の文脈に当てはめると、「明度とは明るさと暗さのことであり、明るさと暗さが明度である」という言い方ができる(んじゃないかと思う)。

(ちなみに三浦梅園のすごいところはすべてを「一」と表現したところらしくて、仮に「全即陰陽、陰陽即全」と言ってしまうと「陰」と「陽」の間に優劣や上下関係ができてしまうけれど、両方を「一」とすることでどちらの極も等価であることが明確になっているってネットのどこかで読みました。なるほど!)(このシンプルですべてに適用できる表現は2の対応の原理に沿っているなと思うのですが、長くなったのでまた今度。)

これは「善・悪」「敵・味方」にも当てはめることができる。光が強ければ強いほど影も強くなり、結局はどちらも同じものの両端でしかない。「正義の反対はまた別の正義である」というのは道理にかなっているといえる。

と、ここでふと「戦争」の反対はなんだろうかと考えた。「戦争」の反対といえば「平和」だが、それは果たして同じものの両極だろうか。

気になってネットで調べてみると、「仮に戦争がなくなったとして、差別や奴隷制度のある世界は平和といえるのか?」というような問題提起があったりして、やっぱり「戦争」の反対は「平和」ではないよなあと考える。(そして、こんなときこそ図書館があいていたら…と思う。)

マザーテレサは「反戦運動には参加しませんが、平和のための活動であれば喜んで参加します」といった。「戦争に反対する」という行為は戦争の存在を前提としているため、自動的に「戦争を肯定する」という極ができてしまうのではないだろうか。

この世界には、「作用・反作用の法則」と呼ばれる物理法則がはたらいている。あなたが壁を押しているとき、壁が倒れることなくバランスが取れているならば、壁もまたあなたを同じだけの力で押し返している。そして、これは意識の世界でも同じなのではないかと思うのだ。

世界は向こう側から押してくる。 1年ぶりに極少食(断食ではなく、日常的に食事の量を減らすこと)にチャレンジするもあえなく挫折してから約1週間。 https://...

現政権を支持するか?と聞かれたら、いや全然と思うのだけれども、もしこの世界に「一即一一、一一即一」もしくは極性の法則が働いているのであれば、強く反対すれば反対するほど現政権の力(もし首相が退陣したとしても同じ系統の力)をより存続させてしまうのではないかと考えてしまう。(反対派の方を批判するものではありません。)

自然を見ても、同じような構図がある。新しい抗生物質を開発してもいずれ耐性菌が出てくるし、農薬や除草剤を与え続けるとやがて抵抗性のある害虫や雑草が現れる。「憎しみ」の反対は「愛」であり、どちらも対象にエネルギーを向ける行為だ。(ジェダイが存在する限り、シスはまだどこかで生き延びているんじゃないかと思っている。)(※スターウォーズの話です。)

同じ土俵にいる限りは終わりがない。きっと本当は第3の道があって、ただしそれはもうひとつ上の次元に上がらないと見えないのではないか。空からははっきりと見える巨大な絵が、地上に降りて見るとただの溝にしか見えないように。

もしかしてその答えが「いだきまいらす」「ことむけやはす」なんじゃないかと今気がついたのですが、長くなったのでまたの機会に。