Kくんとの406日

【あと403日】目上には盲目的に従わない。

これから親になろうって立場でこんなことを言うのもあれですが、親だからって正しいなんてことはない。先生だってそう。特にこれからの時代は「これまでの経験」が物を言う世界ではなくなってくる上に、魂としての経験値が高い子どもたちが生まれている。だからもし「年上の言うことを聞け」なんてタイプの人にぶち当たったら(ぶち当たる人生を選んできてると思うけど)、アドバイスという名の何かを「ありがとうございます」ってにこやかに受け取るだけ受け取って、そのへんのごみ箱にでもぶちこんだらいいんじゃないかな。目上じゃなくても、他者に対して敬意をもつのはいいことだと思うの。だから、相手が何かをあなたに渡したいと言うならば、「ありがとう」で受け取ったらいいと思う。ただ、そうは言ってもごみをもらってしまった場合は、ごみのあるべき場所はごみ箱だから、適切に処置することも大切だと思うの。

ごみ箱に捨てるくらいなら最初から受け取るなっていう考え方もあるよね。でも個人的には、一度は受け取った方がいい気がするな。遠目にはごみに見えても、実際に手に取ったら違うものだったってことはありえるから。三度目の正直とか仏の顔も三度までとかって言葉があるから、3回目くらいからはお断りしてもいいと思う。ただ反抗的なのと根拠をもって反論することは、相手に与える印象も違う(ちゃんと話を聞いてくれる相手ならね)。大志があるならばなおさら、「うまくやる」を身につけることが大事になってくる気がする。内側に入り込んで根底からひっくり返したいんでしょ。相手に取り入ることも戦略的に有効ってこと。(これ、Kくんのおばあちゃんの教えね。すっごく役に立つから覚えておいて。)

今までの世界では、上の指示を聞くとかみんなと足並みをそろえることに意味があ(ることもあ)った。ひとりひとりが神とつながっていない場合は、他者を通してしか自分を知ることができない。誰かが上から全体を見て指示を出すからこそマスゲームが完成し得る。けれど、これからはもうそうじゃない。「なんとなく右かな」「今走ったほうがいいかな」ってひとりひとりが勝手に動いても、マスゲームが完成する世界。かつて奇跡と呼ばれていたようなことが日常にある世界。

だから、Kくんも自分の内側の声を聞くことを大切にして。もし「こいつのアドバイスはもらうな」って声が聞こえたら最初から断ったっていい。さっき言ったことを早くもひっくり返すけれども、ほら、親だってべつに全然正しくないってこと。